手紙-平成30年4月12日

2018年3月14日に、宮前一明さんは名古屋拘置所に移送されました。
4月12日のお手紙の中に、現在の心境を綴られた内容がありましたので、転記いたします。

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最近は特に思いが強くなりつつある昨今、過去のあれこれを内省する以上に
今、何をすべきか、明日の為に、利他に繋がる功徳とは何かを思索し続け、
今の、此の刻を無駄にせぬ心懸けが必須と。
意識を後ろ向きでなく、又、他人への恨み怒りを無くして赦し許される寛容な無二のこころ根が大切と。常に前向きの思考と実践が、我が軀の能力を活生させ、自他共に歓ばしい空間を成せしめると。

勿論 過去の体験や色々な知識は、今に繋がる道標であり無駄ひとつなく今をあるべきように、示されています。

そう思うと、やるべきことは自ずからハッキリするもの。更に、残された時間が、改めて、強くなる度に、どうしても一日一日の大切さ、重さ、静けさを慎重に、ひとつひとつ確認せずにはおれません。

元々、再審の事は考えてませんし、早晩には成るべくして成るのは必至の事ですから。
そもそも再審や恩赦の資料造りに時間を掛けるならば、色紙一枚、画用紙一枚に絵を描く方が、何倍もの価値があるというもの。そう思うからこそ、集中的に、今、右の為にも入念な整理を続けられるのです。色々と考えさせられますが、(支援者名)と(ブログ管理人名)には、いつも有り難く心より感謝し、そう思える某は倖せ者です。

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